【失語症の日イベントレポート】全国から届いた感想の声
先日開催された「失語症の日」記念イベント。全国各地のサテライト会場とオンラインを繋ぎ、当事者、ご家族、専門職、そして学生や地域の方々まで、本当に多くの方にご参加いただきました。
今回は、皆さまからお寄せいただいたアンケートの声を元に、イベントの様子を振り返ります。


1. 当事者・ご家族
最も多く寄せられたのは、同じ境遇の方に出会えた喜びの声でした。
- 「昨日までと明らかに違う今日になりました」
「妻に『頑張らなきゃ』と言い続けていた昨日までと、今日、実際に頑張っている方々を一緒に見た後では、気持ちが全く違います。いつか自分たちも誰かにとっての希望になりたい」(50代・ご家族) - 「流暢に話す姿に驚いた」
「失語症があったとは思えないほど流暢に話す方が多く、勇気づけられました」(学生・当事者)
病院を退院した後、地域での生活がいかに「始まり」であるか。その過酷さの中で、こうした交流会が「心のケア」や「社会参加」の大きなきっかけになることを再確認しました。
2. 学生・専門職
将来の言語聴覚士(ST)や看護師を目指す学生さんたちの参加が多かったのも今回の特徴です。
- 「支援のあり方を考え直すきっかけに」
「文字が読めない、話せない苦しみがどれほどか、当事者の方の生の声を聞いて初めて実感しました。将来、どのように支えるべきか考え続けたい」(看護学生) - 「病院でのリハビリは、ほんの一部」
現役のSTの方からは「退院してからが本当の始まり。病院での貢献はごく小さいものだと感じた」という、現場を知るからこその深い気づきも寄せられました。
3. 地域の方
一般の参加者の方からは、「初めて失語症を知ったが、若い方も多いことに驚いた」「もっと世の中に知られるべきだ」という声が多く届きました。
「知る」ことが、当事者の方々が外に出やすい社会を作る第一歩。その啓発の重要性を改めて感じました。
失語症イベントを通じて
「失語症」は、一見すると分かりにくい障害です。しかし、今回のイベントを通じて、話したいという想い、支えたいという熱意、そして社会と繋がりたいという願いは、確実にそこに存在していることを強く実感しました。
「楽しかった」「もっと時間が欲しかった」という明るい声も、「準備不足だ」という厳しい叱咤激励も、すべてはこの会をより良くし、失語症のある方が生きやすい社会を作りたいという共通の想いからだと信じています。
ご参加いただいた皆さま、会場運営にご協力くださった皆さま、協賛企業さま、そして、関心を寄せくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも「りじょぶ大阪」は、皆さまと共に、一歩ずつ歩みを進めていきます。
