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共感と「まるっと文化祭」

普段なら「台風一過の晴れた空の下」なんて言葉で始まる開催報告なんでしょうが、雨が降らなかったことを手放しで喜べないほどの台風が東日本を襲った翌々日の10月14日。まるっと文化祭は開催されました。

「当事者じゃないと分からない」そういうことってあると思います。今回の台風のことも、大阪に来ていた私からは少し遠く感じましたし、逆に去年の大阪の台風被害は東京の私にとって遠いところの話のように感じました。

それは仕方がありません。距離とはそういうことを引き起こします。でも寄り添って、相手の立場に立って考えることが人間にはできます。

障害も同じです。気持ちを分かろうと同じ障害を持つことはかなわないけれど、障害者に寄り添って、障害者の立場にたって考えることはできます。

感じている不自由さや歯がゆさは、障害者の人と同じではないかもしれない。それでも想像することができるのが人間。また、このような災害時に真っ先に大変な目に遭うのは、障害を抱える方です。さっと手を差し伸べられる、そんな人間になりたいです。

開始時間前から長蛇の列!

今回は、くるま椅子の方もいらっしゃいました。パンフレットがみんなの手に渡っていきます。来場者数は約150人!スタッフも入れると200人を超えました。

大会議室では、小林春彦さんの講演。小林春彦さんは、日本の講演家・作家・コラムニスト・男性モデル。愛称は「春彦さん」。著書『18歳のビッグバン―見えない障害を抱えて生きるということ』 春彦さん、まるっと会に登場です!

大会議室には人がいっぱい!

そのころホールではリハーサルスタートです。

サウンドチェック。NPO法人Reジョブ大阪、理事の松嶋。バンドの経験が少し活かせたかな。

中会議室では、理学療法士さんによるヘッドマッサージや、ハンドマッサージコーナーも。この写真は準備中のもの。

アクセサリーワークショップもあります。

ホールは受付スタート。NPO法人Reジョブ大阪理事の石原です。

口笛コンサート!高次脳機能障害の当事者であり「口笛カフェ」を開催している白井伊三雄さんと仲間の、素敵な口笛コンサート。12年前の主治医勝谷先生と、音楽療法士那須先生との奇跡のコラボステージ!

最後はみんなでパプリカ!

お客さんも立てる人は立って、みんなでパプリカ!

この指とまれ~♪のところは、いっちゃんに仲間が集合!

片麻痺のチェアフラダンサー、ありささんに集まる仲間。片手とそして表情だけで、こんなに素敵なフラ。私は初めて見ました。涙が出ました。

こちらは中会議室。理学療法士さんがいろいろなケアをしてくださっています。

このイベントで一番盛り上がった、中会議室の「座談会」。みなさん、体験談を話したいし、聞きたい。文化祭後の反省会で、私たちNPO法人Reジョブ大阪は、これからはこういう機会をもっともっと作っていこうと決意しました。

話したりなくて、廊下でも即席座談会ができていました。

ホールでは、慎The Spilit こと作業療法士の佐々木慎さんと、DJ MINIYONこと作業療法士の田中孝史さんのLIVEパフォーマンスと、心書家、河田広樹さんのコラボレーション! カッコイイ!

亡くなったお母さんに捧げる歌に、涙涙。聞きたい人はこちら。

清淳明優〜オカンへ〜/慎 the spilit

心書家の河田さん。音楽をバッグに魂を込めて書き進めます。

完成した作品がこれ。

ともに歩こうよ
もっと知りたい
一緒に笑おう
みながいてくれる
それだけでいいんだ

大会議室と中会議室では、弁護士、ライフプランナー、栄養士、看護師など、様々な専門家による相談会が開かれていました。

ステージを終えた人たちの物販。一つ一つにサインを入れていきます。

ホールでは、講演会。
「デイサービスで日本を元気に。」外科医、リハビリ医を経て株式会社ポラリスを設立。また、関西デイサービス協会会長などを務める、ポラリス、森剛士ドクターの素晴らしいお話。
「歩くようになるためには歩かないといけない」
なるほどーと思うお話や
「世界一周している間に寝た切りが改善する船の旅」
えーーー!それすごい!というお話まで盛りだくさんでした。

そして、最後に、NPO法人Reジョブ大阪理事長、西村から挨拶。名前を名乗るのを忘れていましたが(笑)

いろいろな人の思いが詰まった「まるっと文化祭」
アンケートも集計中です。
いろいろな経験もしました。
すべて「まるっと」次に活かしたいと思います!

おまけですが、NPO法人Reジョブ大阪の反省会の様子(笑)
適応性、現場力のこほみちゃん、写真だと見切れてるけど、いつもいつもありがとう(笑)

ご挨拶

後援、協賛してくださった方、クラウドファンディングで支援してくださった方、ネットやリアルで応援してくださった方、本当にどうもありがとうございました。

また、一緒に文化祭をサポートした仲間たち、当事者である実行委員のみなさま、本当にお疲れさまでした。また、総勢40名はいたでしょうか。私たち運営委員を支えてくださったボランティアのみなさん!本当に本当にありがとうございました。はっきり言って、皆さんがいなければ、この文化祭は成立しなかったと思います。

まるっと文化祭は、来年は東京と大阪、二か所で開催します!続けることが大事!楽しみにしていてくださいね。

最後に

このたびの台風19号で命をおとされた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、いまなお行方不明になっている方が無事に発見されますよう。また被害を受けた方、大切な方を亡くされた方にも、必要な支援が届きますよう。

【報告】
まるっと文化祭の出口にて、集めた寄付、1,180円は、NPO法人Reジョブ大阪からも3,820円の寄付金を上乗せし、合計5000円、日本赤十字社の「令和元年台風第19 号災害義援金」に寄付いたしました。